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「箱入り赤ちゃん」完成 [人形に関する話題]

こんばんは!


久々の更新ですが、早速、お知らせします。   「箱入り赤ちゃん」 が、ようやく、完成しました。


少しずつ色を重ねることの繰り返しで、絵付けをしては、窯に入れ・・・を、15回ほどしています。


○目 白目部は、しっかりツヤがでるまで、8回、塗り重ね。
 瞳は、一気に色を濃くせず、少しずつ塗り重ね。途中、ツヤが消えたりしますので、ツヤが出るまで、13回塗り重ねる。


○髪 浮世絵に描かれる髪は、上手くぼかされています。そんな感じにボカシますので、15回絵付け。黒系の色は、何回も窯入れすると、濃度が薄くなりますので、窯入れの都度、色を重ねています。

○まつげ 2回絵付け。

○眉 6回絵付しています。 ボカシたいので、少しずつ、眉毛を描き足します。始めは薄い色で描き、だんだん濃い線を描き足します。

○影付け  まつげや、眉の絵付けが完成しないと、顔の凹部の影付けに入れません。これは、濃淡の様子を見つつ、4回くらい塗り重ね。

○深みを出すために、顔の必要部に、青色を差していきます。青色があるとないとでは、深みが全く違います。3回塗り重ね。

○頭  ほぼ坊主頭ですので、薄く青色を塗ります。3回絵付け。

○ボディー 影付け3回。

○腕、足  影付け6回。パーツが小さいので、腕も、足も、一気に絵付けが出来ません。腕なら、上腕部を持って、手先、手首部だけ影付け。 焼きあがったら、手先部をもって、ひじ、上腕部を影付け。と、分けて、絵付けをします。足も同様です。



顔の絵付けなどは、各部、平行して絵付けが出来ますので、上記の通り、総計15回の窯入れでした。




瞳のツヤの具合(描き目なのですが、ガラスの目玉が入っているように見えますよ。)や、髪の毛のぼかし具合、握りこぶしの造型、足先の造型や、影付け、爪など、見所が満載・・・だと思います。

関節は、首、肩、太もも部が可動します。

着物とよだれ掛けは、古裂。 着替えに、単の着物や、前掛け、ちゃんちゃんこ、座布団がついてきます。
馬子にも衣装とはよくいったもので、この古裂の着物のおかげで、人形が相当、レベルアップして見えます。ありがたいですね!




さて、この 「箱入り赤ちゃん」 ですが、銀座人形館Angel Dolls さんで、飾っていただきます。

本日の20日(木)に、飾っていただく予定になっていますが、あくまでも予定ですので、お店に、直接お問い合わせいただけると、確実です。








短期講習、4回目の内容は、予告を覆してしまい申し訳ありませんが、次回にお知らせします。



それでは、皆様、どうぞよろしくお願いします。




















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