短期講習 最終回 [人形に関する話題]
こんにちは!
いよいよ、短期講習 5日目(最終回) の説明です。
この時点で、ビスクの絵付けは焼成が済んでいますので、さっそく組み立ての準備に入ります。
○頭の内側から、ガラスの目を入れます。 ワックスで仮留め後、石膏にて、グラスアイを固定します。
○首フックを入れてから、ペイトを、あたまに貼り付けます。(ビスクドールは、作業効率を上げるために、また、焼成をしやすくするために、後頭部をカットしています。 ペイト=後頭部 をつけることによって、かつらを装着できるようになります。)
○ボディー、ひじ、膝の関節の受け皿部分に、革を貼ります。
○時間があれば、Sカンを作ります。
○丸ゴムを結びます。
○組み立て。 首フック~膝のSカン 右ひじのSカン~左ひじのSカン に丸ゴムを引っ掛けます。
○洋服を着せます。
○かつらを装着。
完成です!
今までの生徒さんを拝見して・・・・顔の原型は、すべて同じなのに、アイカットや、絵付けで、生徒さんの個性が現れてくるんだなぁ、と感じました。 ということは、愛着もひとしおの人形になるということですね。
これで、短期講習の内容説明は、終了となります。
オリジナル・ビスクドールを制作したくても、「いきなり人形教室に入るのは気がひけるなぁ。」と思われている方が多いそうです。そのような方に、ぜひ、この短期講習を体験していただきたく思っています。
「今後、人形を作る予定はないけれども、自分で手がけた人形が、ほしいなぁ。」という方も、お待ちしていますよ!
現在の進行状況
「壁掛け、あるいはブローチのエンゼル 」が完成に向かっています。(過去の記事に、画像あり。) 原型を、磨きこんでいるのですが、磨きをしていると、造型の至らないところが見えてきますので、磨いては、粘土を盛り付け、あるいは、ナイフで削り、の繰り返しです。羽根が、凸凹が多いので、ちまちまやっていくしかありません。
9割完成、というところまで来ていますが、あとの1割が、上記の作業の繰り返しで、あと何日かかることか・・・。しかし、いつもそうですが、完成日は突然やってきます。